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第19話 豊胸バックに関する僕の考え
                            岐阜地方情報誌2005年9月掲載


Q いろんな名前のバックがあって、何がいいのかわかりません。クリニックによっても一番いいと言っているものが違います。いったいどのバックが一番いいんですか?
A ずばり答えましょう。ヨーロッパやアメリカ(日本ではあまり作られていない)の診査基準を通って、許可されてきたものであるなら、なんでもいいと思います。要するに仕上がりにはあまり大差はないということです。(生理食塩水バックは耐久性や水のもれ、さわった感触の固さなどから最近はあまり使われない)

   大画面でテレビを見たい時、同じ50インチの液晶で、ソニーとシャープとどちらの画質が良いかなんて、たしかに調べる人が調べれば、どちらかが勝ってるのかもしれないえど、その人の目的は大画面で見ることであり、どちらを選んでも目的は達成されます。
豊胸バックも同じです。ユーロであろうがマクギャンであろうがメンターであろうが、仕上がりを見たり、感触などからそれらを区別できる医者はまずいないでしょう。

   ただ50インチと70インチでは見てる感覚や迫力が少し違うかもしれないし、同じ50インチでも普通の長方形の画面と 、かなり横幅を長くとった画面とでは、少し違いを感じると思います。
したがってバックでもその大きさ(容量)と形は十分こだわった方がよいと思われます。例えば、ぼくが普段よく使う200ccのバックでも下の図ほどの形と種類がありますので、本人様の希望と現在の状態をみて、ぼくが一番いいと思われる容量、形状を決めています。(本人自身が決める事はできない・・・わからないから)

▼ 同じ容量200ccのバック







   当院ではバックの在庫が全くありません。在庫を抱えてしまうと、どうしてもその中からバックを使おうという気持ちが働いてしまうかもしれないからです。ですから手術の予約が入るたびに、一回一回その人に合ったものを注文します。日本国内になくて、外国から取り寄せることもあり、手術までだいぶ日数がかかってしまうことも多いです。

   毎年のようにいろんなバックがいろんなメーカーから出されています。
ぼくたち美容外科医の間でも○○バックはよくないとか、△△バックはよく破損するとか、いろんな情報が流れますが、本当のところは分かりません。
   破損の経験のある医者が「○○バックで破損した」と言っても、それはバックが悪いのではなく、その医者の技術のせいかもしれないからです。やわらかさにしても、同じバックを2人の医者が同じ人の右と左 別々に手術したら、違ってでることもあるのです。ですからあまりバックの種類(メーカー、会社)は気にされなくてもいいと思います。

   ちなみに当院ではどのようなバックでも取り寄せる事ができますので、ご希望があればいってください。ただしメーカーによっては形の種類が少ないものもありますので、その時はメーカーよりもサイズや形を優先させていただきます。
 
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