岐阜・一宮の美容外科はアイエスクリニックへ
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第2話 心の美しい女の子(Bさん18歳 学生)
岐阜地方情報誌2004年2月掲載
   3月の終わり頃、彼女はクリニックを訪れた。きのう学校の卒業式を終えたばかりで、神戸の女子大に進学も決まり、二重の手術をして新しい自分の生活をスタートさせようとしていたのだ。

 彼女は内気でおとなしく、どことなく田舎っぽい感じがして、彼女の心の純粋さ、素朴さ、美しさをうかがえる事ができた。
彼女は僕のカウンセリングを恥ずかしそうに受け、僕に何一つ質問するようなことなく、小さな声で 「おねがいします」 と言った。手術は埋没法で腫れもほとんどなく無事に終わった。そしてびっくりするぐらいに変わった。もともと完全な一重だったせいもあるが、二重にしただけで別人と思える程、かわいくキレイになった。僕は彼女の新しいスタートに少しでもかかわることができて、医師として、美容外科医としての幸福感、満足感を得ることができた。

  それから3日後のこと、また彼女がクリニックにやってきた。何か少し元気がなかった。特にオペをした眼に異常はなさそうだったが、
岩本「Bさん、どうかしたのかな?」
と僕が尋ねると
Bさん「二重をはずして元に戻してほしいんです」
岩本「えっ・・・」
思いもかけない言葉だった。

  彼女はこの3日間悩みに悩んだらしい。一日中鏡で自分の顔を見ながら、手術という方法でキレイになった自分をなかなか受け入れることができない。何か卑怯な手をつかったんではないかという罪悪感にとらわれていた。彼女は本当に心のきれいな女の子だった。

岩本「Bさん。元に戻すことは簡単だけど、まだ時間はあるからもう一度考えてみてくれるかなあ。手術をして自分の変化に戸惑う人はいっぱいいるけど、キレイに美しく変化しているのであれば、みんな必ずよかったって思うようになるよ。Bさんももう少し時間が経ったら今の眼を気に入っちゃうかも知れないから。手術といってもそんなにすごい事をしたわけじゃないし、アイプチをしてたらそのまま二重になっちゃったっていえば大丈夫だよ。手術の感じ全然しないから。とにかく神戸に出発するぎりぎりまで待って、それでも考えが変わらなければ、その時は元に戻そうか。Bさんがどんな結論を出しても、必ずぼくが最後までしっかりやるから大丈夫だからね。」
  彼女は「はい」とうなづいて帰って行った。

   その後、4月に入ってからも彼女からの連絡はなく、僕は気になっていた。もしかして彼女は僕の診療を受けるのがイヤで、他院で外してしまったのではないか。【あの時ちゃんと彼女の希望どおりに外してあげればよかったかなぁ】僕からはなかなか彼女に連絡してそのことを聞きづらかった。
   5月のはじめ、クリニックに一件のメールが届いた。
彼女からのものだった。
   先生、いろいろありがとうございました。あの時先生の言う通りにはずさなくて本当によかったです。今とっても自分の眼を気に入っています。前より自分自身明るくなったような気がします。夏休みに友達を連れて行くのでまたよろしくお願いします
  

  神戸のおしゃれな女子大生になった彼女を思い浮かべながら、夏休みに彼女に会えるのが待ちどおしかった。
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