ホームひとりごとタイム汗ばむシーズンが怖い(Aさん34歳 女性)

 彼女は多汗性の訴えで来院された。会社で机に向かっている時でも制服に汗じみができていまい、特に緊張したりするとかなりの汗がでるようだ。

 実は彼女は一年ほど前に名古屋の他のクリニックで手術をしたらしい。何か小さな穴からレーザーか何かをあてる方法で(彼女も自分の受けた方法がよくわかっていない)やったそうなのだが彼女の脇を診察すると手術の後はほとんどないし毛も普通にはえていた。症状が改善されていないのは当然だった。彼女は簡単にできる方法を希望されたが、それでは満足のいく効果は得られない事を説明した。再手術なので条件は最初の時よりも悪くなっているはずだ(一度でも手術をしていると中が固くなったりしていて、次の手術がやり辛い)。ローラー法や吸引法で汗腺をすべて取り去るのは難しかった。それに今回で最後にしないといけないと思った。3度目はさらに難しくなるからだ。

岩本「アイエス式反転法でいきましょう、効果は必ず保証します。ただこのやり方は効果は絶対なのですが、術後皮膚に色素沈着を起こす可能性が高いです。人によってはほとんどわからないくらいになる方もいますし、逆につよくでる場合もあります。ただその場合でも1~2年という期間でみてくれれば、かなり改善が見込めますが・・・」

 やはり彼女は色素沈着のことをかなり気にかけているようだった。前の時は「必ず治ります。傷は残りません」などとプラスの事だけを言われ、ほんの5分くらいのカウンセリングで考える間もなくすぐにその日に手術をしたらしい。

 今回の彼女は悩み、考え、そして決めた。

Aさん「よく考えたらワキだからいつも見える場所じゃないし、やっぱり汗をどうにかしたいです。汗が気になって好きな服も着れないし。先生、とにかくしっかり治してください。」

 僕は「わかりました」と答えた。

 一週間後、アイエス式反転法のオペを行った。手術は無事終了し、6日後には順調に固定もはずし抜糸も終了した。

 それから半年後、彼女の検診を行った。やはりわずかながらではあるが、彼女の脇にはややピンク~茶色の色素沈着があった。僕は効果の有無より辛いが色のことを自らふれた。

岩本「やっぱりちょっとだけ色がありますね。時間が経てばもっと薄くなるとは思いますけど・・・」

Aさん「先生、ほんとに汗は出ません。感動ものです。あの不快さがなくなっただけで本当にうれしいです。このくらいの色はいいです。そんなに気になりません」

 彼女はそうにっこりと笑って言ってくれた。

※ワキガ・多汗症には当院では基本的にアイエス式反転法をおすすめしています。
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