ホームアイエスブログようやく気づいたこと

院長:岩本

またまた久しぶりの更新になってしまいすいません。ホントにホントに今度こそはホームページも新しくなりましたので、ブログの方も気を入れ直しやっていきたいと思います。

このたびホームページの方を数年ぶりにリニューアルいたしました。リニューアルといっても何か新しいものを加えたりしてるわけでもなく、内容は以前とたいして変わってないのですが……。(むしろ内容を減らし、簡素化してるぐらいです。)
最近はホームページを自宅などのパソコンで見る人よりもスマホで見る方のほうが多いらしく、当院の今までのものがかなり見づらいと不評でしたので、スマホ対応のものに代えさせていただきました。(まだ診療項目の所やひとり言タイムなど未完成な部分が多くてすいません。今急ピッチで進めております。あと1~2週間ぐらいで完成予定です。)
今頃何を言ってるんだ…と言われちゃいそうですね。もう何年も前からそうしているクリニックばかりだというのに……。

実は僕は、あまりスマホを使わないんです。今も電話、メールは昔からもっている古い携帯(いわゆるガラ携)で、一応iPhoneも持ってはいますが音楽を聞いたり、カメラや動画、あとナビ代わりに使うぐらいです。何か調べものをする時は自宅かクリニックのパソコンを使っています。(SNSは全くやっていません。当然ラインも…。 もちろん他の人のを見る事もほとんどないです。数人の芸能人…、最近は土屋太鳳さんとか、広瀬すずちゃんとかはたまに見ます。土屋太鳳さんのブログは読みごたえあって心が洗われます。広瀬すずちゃんは完全にお父さん目線で、お姉さんもキレイだし、こんな娘たちのお父さんって幸せだろうなっていつも思ってます。)

そうです……、みなさん、お気づきになってるかもしれませんが、僕はかなりの化石人間なんです。携帯が世に普及しだし、iモードのEメールというものがやっとできるようになった頃の機能に戻ればいいのにと、本気で思ってるぐらいですから(カメラもいらないです。写ルンですがあれば十分でした…)………。その化石ぶりに驚かれる人も少なくありません。
4~5年前、iPhoneを4sから5に代えに行った時の事です。auのお姉さんが僕のiPhoneを見て「破損や何かで最近新しくされたんですか?…」と聞いてきました。僕が「いや、もう3年ぐらい使ってますよ…」と応えると、「結構長くこの仕事してますが、買った画面のままの人に会ったのは初めてです…」と驚ろかれていました。そうです…、僕のiPhoneは、ノーアプリのノーダウンロード……。そのお姉さんの言葉は僕にとっては、まさにほめ言葉そのものでした。
「そんな事が喜ぶ事かって?…」
確かにその通りですね(笑)…。SNSもせず、アプリも入れていなかったのは、まだその時点では、ただめんどくさそうであんまり好きじゃないな…、俺には合わないな…ぐらいの感じだったのですが、その一件以来何か信念や意地みたいものに目覚めてしまったみたいです。だから今も頑なにノーアプリのノーダウンロードを貫いています(笑)……。あと毎回人にその画面を見られた時、驚かれるのが完全に快感になってしまってます(笑)。
いやいや、そんな事はどうでもいいんです。話がそれてしまいました。すいません。とにかく今回はスマホで当院のホームページを見ていただける人のために、見やすいものに代えさせていただきました。

中身でこだわったところが一つだけあります。それはトップにあるアイエス美容クリニックの施術3か条にも書いたように、多くのクリニックで長く行われ続けている、皆様が満足される可能性の高い、僕が自信をもってお勧めできる、そんな施術しか載せていないということです。だからそうでない施術はことごとく省きました。(全くやっていないということではないです。わざわざホームページに載せて紹介する程のものでもないという事。)
プラセンタやニンニク・ビタミン点滴、クリーム、化粧品関係も省いてます。(プラセンタは仕入れの関係上できなくなりました。点滴関係は当院においてですがリピートする方があまりみえなかったのでやめました。ニキビ、色素沈着や炎症を抑えるクリーム、ビタミンのローションなどは、当院では必要に応じてただで差し上げています。)

ある一つの施術があるとしましょう。機器による施術です。経費がかなりかかる施術なので費用はまあまあします。その施術は僕のこれまでの経験上、満足される方は全体の3分の1しかいません。残りの3分の1の方は普通かよく分からない…、残りの3分の1の方たちは明らかな不満足、後悔…、中には怒ってられる人もいるといった感じです。
その満足されている3分の1の方々ですが、半年もしたら効果が弱くなってきていると思われる方がその内の半分います。10か月ほどでそう感じる方がそのまた残りの半分、一年だとさらにまた半分、それ以上となると……………………。
つまりその施術をして一年以上たって効果を感じている人はゼロ……、そういう施術です。みなさん驚かれるかもしれませんが、そのような施術は僕たちの世界では意外に多いんですよ。そしてそういう施術こそがみなさんの興味をひくものなのです。今日も僕のクリニックにどこかの宣伝をご覧になった患者様が、その施術を希望し来院されました。さてあなたなら、僕にどんな対応をしてほしいですか?……。
僕は基本それをすすめたりはしません。例外として僕が肌質、年齢、症状の程度、その方の期待度などを総合的に考え、その良い3分の1に入るかもしれないという可能性を感じた時……、そしてその効果の出ている3~10か月間という期間がその方にとって特別な意味を成す場合(同窓会があるとか、結婚式があるとか…)、僕がありのままを説明し、その上でその方が納得されれば行う事もあります。ただし一度だけです。2回目はありません。2回目は一度目よりも反応が悪くなることがほとんどだからです。(繰り返すことで効果が高まる施術もあります。あくまで一例です。)

長々と話してますが結局何が言いたいかといいますと、クリニックの診療方針や医師の考え方はいろいろあります。それぞれの先生が自分の信じるところに従って行えばいいと思います。他のやり方を否定するつもりはありません。(それも自由診療の側面です。)実際そのわずかな可能性に懸けてみたい、新しいいろんな施術を試してみたいという方も多いのです。だけど僕は、どうもそういうのがダメみたいです。昔からちょっとそんなへんこな性格(偏屈とも言います)のところはありましたが、特にある時からそれが極端にかたまりだしました。(普段は仕事の反動かもしれませんが、かなり大ざっぱでアバウトな性格になってしまってます。)

そのきっかけとなった出来事があります。リーマンショックってもう何年前になりましたかねぇ…。このあたりでも倒産する会社があったり、大きな工場が閉鎖したり、影響を受けた人たちも多くいたと思います。テレビでニュースになっていた頃は、「今世の中たいへんなんだな…。工場で働いてた人たち可哀想だな…」と他人事のように見ていたのですが、3~4か月遅れて当院にもその影響の波はやってきました。それもものすごい勢いで……。
ホントにあれは何だったんだろうかと、今でも思いだすとぞっとします。ある2か月間ぐらいだけ急激に売り上げが前年比の5割程度と落ち込んだ時期があったのです。幸いその翌々月から徐々に回復してくれたのでよかったのですが、あの時は心配で夜眠れない日もありました。
え~っと、何でしたっけ……、そうそう、きっかけでしたね(笑)…。リーマンショックがそれなんですが、厳密にいうと、リーマンショックでクリニックの売り上げが減って、その経営的不安とストレスで抜け毛が増えだして、そこで初めて本当に患者様たちの気持ちが考えられるようになった・・・…と言ったところでしょうか…。
僕はそれまでもそのように診療してきたつもりでした。でもそれは真のものではありませんでした。今思い返してみると、患者さまの一段上にたった見方になっていたと思います。同じ目線ではなかったようです。
もちろん僕は医者ですから完璧に患者さまと同じというわけにはいかないと思いますし、逆にそうであってはならないところもあると思います。それは承知しているつもりです。だけど僕は思ったのです。この仕事をしていくにおいて患者様に向き合う時、医者でありながら医者ではない、その方と同じ気持ちでいるもう一人の自分もいなければならないのだと……。

抜け毛が何でそこにつながっていくのか、詳しく説明させていただきますね(笑)…。

あれは仕事が不安で夜眠れない日が2~3日続いていた時の事でしょうか…。朝目覚めてみると、枕元の抜け毛に気がつきました。最初は「あれ、なんかいっぱい抜けてるな…」ぐらいにしか思わなかったのですが、その夜お風呂で髪を洗った時にも排水口にかなりの毛がありました。「この抜け方は普通じゃない…」僕は急に不安になりました。お風呂を出て恐る恐る髪を拭いてみると「えっ…、まさか…、なんで…」その時鏡に映っていた僕の頭は、明らかに数日前に比べると隙間が目立ち、ボリュ―ムも失われていました。「もしかしたら俺は今、禿げだしているんじゃないだろうか…」そんな恐怖が僕を襲ってきました。僕はいてもたってもいられませんでした。
翌日僕は薬局に行き、一番高い育毛剤とシャンプーを買いました。そしてその晩からそれを使いだしました。しかし5日たち、一週間たっても抜け毛は減っていきませんでした。僕は日に日に自分の容貌が変わっていくようで、鏡を見るのも嫌になっていました。でも見ずにはいられませんでした。周りの人たちは「そんなに変わってないよ、気にする事ないんじゃない、抜けるのは季節的なものでしょ…」と言ってくれていましたが、その頃の僕にはその言葉が同情・励ましにか聞こえないようになっていました。そして症状が改善しないまま数週間がたち、僕はだんだんと仕事以外で人に会うのを避けるようになり、引きこもっていきました。
「もうこれ以上すすんだら、カツラかもな…。アデランスでも行かないと…」
そんな事を真剣に考えだしていた時の事でした。僕は家でテレビを見ていた時、たまたま育毛サロンの宣伝を眼にしたのです。植毛やカツラにどうしても抵抗を感じていた僕には、その自分の髪を育てるというキャッチフレーズはとても魅力的に思えました。僕は翌日仕事を終えると、すぐにそのサロンに向かいました。
緊張しながらそこのドアを開けてみると、優しそうなお姉さんが笑顔で僕を迎えてくれました。その方が思っていたより若かったという事もあったのか、僕はこの場に来ているのが何だか恥ずかしく感じました。でもそんな事を気にしている場合ではありませんでした。僕はその方から簡単な説明を聞き、お試しの施術を約40分してもらいました。そして2~3日分のシャンプーや頭皮に塗る薬をもらいました。
その日はお姉さんに言われたとうり髪は洗わず、期待と半信半疑な思いでいました。そして翌日の夜、髪を洗った時です。「えっ…、まじ?…」僕は驚きました。いつも通り排水口を確認すると、はっきりと違いがわかるほど抜け毛が減っていたのです。僕の頭上を覆っていた薄暗い曇の隙間から、急に希望の光が差し込み、眼の前がぱっと明るくなったような気がしました。
僕はお試しの薬を使い切ると、すぐにまたそのサロンに向かいました。そして今度は会員の契約をして、薬も数種類を3か月分買いました。僕はそれを毎日お風呂あがりに決められた通りに使用しました。
一か月たち、二か月たち…、僕の症状は見る見る改善していきました。そしてそれに合わさるようにクリニックの方も例年通りの状況に戻りつつありました。「すべてが良い循環に入りだしている…」僕はそう思っていました…、いったんは……。

3か月目のある日、いつも通り排水口の抜け毛をチェックしてみると、何だか少し多い気がしました。今思えば普通の人でもそういう日はあるのですが、その時の僕の脳裏には最初のあの恐怖が浮かんでしまっていました。僕は翌日すぐにサロンにかけこみました。そしてさらに効果が上がるというある機器を購入しました。
その2か月後、また同じような事がありました。僕はまた別の機器を購入しました。そしてその2か月後、またその2か月後も……。気づいたら僕の部屋は、そんな機器だらけになっていました。僕はそれらを数種類の薬とともに、お風呂上り、決められた順番の工程にしたがって行いました。全てを終えるのに何だかんだ一時間ぐらいは要していたように思います。それでも僕は毎日それを欠かさず、抜け毛のチェックも怠りませんでした。

今思えばあの頃の僕は、異常…、いや、病的であったのかもしれません。薬の切れているのに気付くのが遅れ、一日ある一つの薬が使えないだけで、焦燥感に襲われている自分がいました。

それで今どうしてるか……って皆さん気になりますでしょう……。そんな事どうでもいいって……。そうですね(笑)……。確かに人の髪のことなんてどうでもいいですね……。でも一応ここまでお話させていただきましたので、最後までお伝えさせていただきますね。
今は……、というか、もう何年もですが、サロンには行ってないです。特に何もしていません。髪の方はというと、実はそれ程変わってないです。ただ若い頃に比べるとだいぶコシのようなものはなくなりましたが、まぁ46の年相応って感じです。
じゃあどうしてやらなくなったのか……、そっちの方が気になるかもしれませんね(笑)…。だって毎日あんなにもやりすぎるぐらいきっちりやっていたのに、スパッとやめちゃうなんて……。そうです…、やめる時は、スパッとバッサリっていう感じでした。

そのきっかけは……、まぁ簡単に言うと、3日間ほど旅行でその工程ができなかった事です。準備もばんばんして旅行先でもするつもりだったのですが、ある事情でできませんでした。僕は頭のお皿が渇き、死が近づいている河童のような心境で旅行中を過ごしました。そして数日ぶりに自宅で洗髪し、恐る恐る排水口を見た時でした。「あれ?何で?…」僕は思わずそう発していました。ものすごく多いだろうと思っていた抜け毛が、いつもよりむしろ少ないぐらいだったのです。僕は勇気をもってもう一日やらない事にしました。するとやはりあまり抜けていませんでした。僕はここは思い切った決断が必要かもしれないと思いました。そしてその次の日以降もやらないで様子をみることにしました。
僕は考えました。ここ数日何もやってないが、特に変化はない…、どういう事なのだろうかと……。僕がやってきたサロンでの施術と薬は、間違いなく有効なものであったはず……。次々に増えていった機器たちも、それなりに効果の実感はあった……。だけど今、ここ数日何もやらなくても特に何もかわっていない……。それどころか微妙に改善してる感も……。

僕も一応薬を扱う立場の人間です。薬やその反応というものがどういうものか、少なからずわかっているつもりです。そういう観点で考えた時、僕の場合、正直やりすぎていたという感も否めなったと思います。僕の頭皮も毎日何種類もの薬を与えられ、泡や風や電気を毎日あてられ、疲れていたのかもしれません。だから効果も停滞して……。いや、それは違います。本当は停滞なんかじゃない。もうそれまでに十分効果は出ていたのです。それを僕は停滞と思い込み、さらに頭皮に負担をかけてしまっていた。そして毎日その施術をしなければという思いが自分で自分自身を余計に精神的に追い込み、もっともっとという悪循環にはまっていった……。
何もしなくて過ごすお風呂上がりのくつろいだ時間が、僕を冷静な思いにさせてくれました。いつも時計をみながら工程を一生懸命こなしていた時間が、現代人にとって一日の心と体の疲れを癒すとても大切な時間であったのだという事を、改めて感じ入りました。
その日以来、僕はすべてをやめました。抜け毛は毎日チェックしてますけどね(笑)…。だけど前みたいに多い少ないで一喜一憂しないようにしています。またそういう時が来た時は、何かあがいてみようとは思ってますけど…。
今こんなふうに余裕ぶってますが、もしホントにまた抜け毛の多い日が続きだしたら、多分前よりも必死になってるような気がします(笑)…。

で、僕は何を言いたかったんでしたっけ?……、あっ、そうそう、患者様の気持ちが考えられるようになったきっかけでしたね。それはもうピーンと来られている人もいると思いますが、僕も我に帰れるようになってピーンときました。もしかするとこの数か月の僕の心境というのが、美容クリニックに来られる患者様のそれと似ているのではないかと思ったのです。(全てじゃありません。もっと気軽に来院される人もいます。むしろそちらの方が多いです。)

老けていく自分がイヤで、若さを取り戻せるなら何でもやりたい、お金に糸目はつけないと、まるで何かに追い詰められているかのように言ってくる方…、それ程気にするレベルの症状でもないのにある特定の部分だけにものすごくこだわりのある方…、まだ十分ヒアルロン酸やボトックスなどの効果が残っていていい状態であるのに、早く次をもっともっとと言ってくる方…。そうです……、僕が普段の診療において、変な人なのかな…、わがままな人なのかな…、細かくて神経質な人なんだ…と、そう感じていた人たちは、正にあの時の僕そのものであったのです。それに気づいた時、僕は今まで患者さんの気持ちを考えてやってると言ってきた自分が恥ずかしく感じました。そしてまだまだ足りていなかった…、ホントの意味で同じ目線になれていなかった事を素直に認め、反省しました。

前に僕が例としてあげた施術の話、覚えてますか?…。その時僕はみなさんにお聞きしましたよね。僕にどんな対応してほしいかを…。あの時僕は言いました。基本僕はそれをすすめないと……。でもそれは正解ではないのかもしれません。イヤ、もともとちゃんとした正解なんて、初めからないのかも……。なぜならそれは、患者様一人一人でみな違うものですし、同じ人でもその方のおかれた状況の違いによって変わりうるものだからです。誰一人として同じパターンはないかもしれませんね。そこがこの美容医療独特の難しさでもあるように思われます。

そんな正解のない医療に携わるものにとって、一番大切なものは何だと思いますか。知識・技量の追求は言うまでもありませんが、その前にもっと大切なものです。
僕はそれは、人としての誠実さ以外ないと思います。悩み、不安な想いの人の心の隙間に入り込める仕事だからこそ(敢えて言います)……、人の疲れ弱った心に触れる仕事だからこそ、僕たちはそんな方々に誠実に、そして真摯に向き合わなければならないのです。もちろんそこには常に自分の仕事を厳しく見つめ、患者様と同じ気持ちになろうとするもう一人の自分がいなければならない事を決して忘れてはいけません。

リーマンショックの翌年あたりからそんな事を思い診療していたら、ついつい患者様にさっきの施術の3分の1の話までするようになってしまい、ホームページに載せる施術がどんどん減っていってしまいました。でも載せなくなったそれらの施術を全くやってないわけではありません。どうしてもという事でしたらぜひおっしゃって下さい。最終的に決められるのは患者様(あなた)です。ただ僕は正直に包み隠さず両方向(メリット・デメリット)からのお話をさせてもらいます。そして僕の意見・見解も述べさせていただきます。あなた様にとって一番良い方向(方法)が見つけ出せるよう、共にいっぱい悩みましょう。

数年前、当院が力を入れている施術、そうでない施術などを書いたブログがありましたので、下に貼っておきます。もしまだ読む体力の残っている方はぜひそちらもご覧ください。今回のブログに関連していることも多く書いているので、読んでいただけるとより僕を理解していただけると思います。「いい加減にしろ、こっちもそんな暇じゃない…」と怒られちゃいそうですね(笑)……。
こんな長い文章、最後まで読んでいただきホントにありがとうございました。とても嬉しく、心から感謝です。リニューアル一発目ということもあって、僕もかなり気合いを入れて書かせていただきました。(なんだかんだ、3時間ぐらいかかりました。)2発目はいつになるかわかりませんが、もっと短いものにいたしますので、どうかまた懲りずに読んでいただけると嬉しく思います。

 

 

 

※このブログは2010年年末から2011年2月にかけて数回にわたり書いたものを一つにまとめたものです。まだ体力のある方は是非ご覧ください。

 

さて、年末のブログの続きですが、アイエス美容クリニックのこれからの診療スタイルや方向性についてお話しさせていただきたいと思います。今さら何を言っているんだ…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。みなさん、美容を扱うクリニックといっても、ものすごくいろんなスタイルがあるのをご存知ですか?僕がここでいうスタイルというのは、例えば当院に通われている、又は過去に当院で施術を受けられた方が、他の人に「アイエス美容クリニックってどんな感じ?」 「先生ってどんな感じ?」 とたずねられた時、「アイエスは○○なクリニックだよ!」「アイエスの先生は△△だよ!」と言っていただけるような、その○○や△△の部分の事です。きっと今までもその部分を大切にしてやってきたと思いますし、当院に来られる方々は何となくその部分を感じてきて下さっていると思いますが、今年からはもっとその部分を明確にし、積極的に訴えていこうと思っています。

アイエス美容クリニックの○○や△△の部分、つまり当院のうりな部分というか特徴・こだわっている大切なものは…
(※診療スタイル・クリニックの方向性と言い換える事もできます。)

(1) 一人一人を長期的に理解・把握している。
同じ地で長いこと一人でやっていますので、ほとんどの方と、もう何回、何十回とお会いしています。するとカルテも何も見なくても、過去に行われた施術、その効果や満足度などは全て僕の頭の中に入っていますし、たわいもない世間話の内容までも覚えていますので、それがたいへん診療に役立ちます。前回ボトックスの打ち方を変えたら少し効きが弱かったとのことだったので 『今日はその前の打ち方に戻そうかなぁ』とか、この方はだんなさんや家族に内緒で当院に来られているので 『すぐ家に帰ってもばれない施術しかできないなぁ』とか、それは一人一人みな違いますが、その情報というのは美容診療をやる上でとても大切です。患者様が 「この先生は自分の事をわかってくれてる!」 と思ってくだされば、その方が当院で何か施術を受ける際の信頼感・安心感につながるのではないでしょうか。美容診療において、そのような医師と患者との関係はとても大切であると思います。

(2) 自分の中で、自信がある・安定している・信頼できるものをやる。
(逆にそうでないものはあまりやらない)
先ほど、美容クリニックにはものすごくいろんなスタイルがあるとお話ししました。輪郭など骨を扱うようなハイレベルの手術をばんばん行うクリニックと、低侵襲の簡単な手術しか行わないクリニック…、技術的な事は注射ぐらいで、ほとんどエステ的な内容やキカイを使った施術中心のクリニックと、美容外科を基本とする中で一部エステなども取り入れているクリニック…、常に最新の施術をいち早く取り入れていくクリニックと、比較的そういうものを取り入れない(慎重な)クリニック…。僕は数年前までは全てを求めていた時期がありました。それはこのアイエス美容クリニックを、より良いクリニックにしたいという思いからでした。しかし、個人でそのようなスタイルを求めていくのは難しいということに気づきました。(※不可能ではない。そのようなクリニックも存在します)

僕は自分でクリニックを開業する時、まだ骨(輪郭)などの手術を修得していませんでした。自分で開業してから信頼できる先生に来ていただき、教えていただきながら修得していきたいと考えていました。しかし当院(主に岐阜院)において、そのような手術は年間2~3人しかなく(※宣伝もそれに関しては特に積極的ではない)、なかなか自分自身でやりだすまでの自信がもてなく、また外部の先生をお呼びするため、日程調整や術後の検診等で患者様にご迷惑をおかけすることも度々ありました。美容外科の世界では、骨(輪郭)をしっかりとこなせるクリニックであるかどうかで、そのクリニックの技術力をはかるようなところがあります。だからやらない訳にはいかないという思いがずっと僕の中にあって、なかなかそれを捨て去ることができなかったのです。でも今はそのようなちっぽけな見栄は捨てました。患者様だけのことを考えた時、現状のアイエス美容クリニックよりも年間何十例とこなしている経験豊富な医師やスタッフの揃っているクリニックの方が、その方にとっては良いのではないか…、と考えるようになりました。だから一昨年よりスパッとホホやエラの骨の手術をやめました。ただカウンセリング、ご相談はおこなっております。輪郭の施術適応というのはとても複雑で、いろいろなやり方があります。ですから骨を削ったりしなくても、他の方法で有効な場合もたくさんあるものです。どうしても骨を削ったりすることが必要な場合には、患者様に当院で行うことができない事を説明し、信頼できるクリニックをご紹介させていただいております。

またビタミン点滴やダイエット点滴 (α-リポ酸やL-カルニチン)などの内科的療法や、毛穴洗浄・イオン導入・ピーリングなどのどちらかというとエステ的なものまでも、開院以来施術メニューを少しずつ増やしながら充実させてきました。がしかし、そのあたりのリピート率・患者様の満足度が、どうも低いように思われます。期待度と結果との間に隔たりがあるようです。でも実は、当院でその分野が人気がない本当の理由はそこではありません。その分野に関して、明らかに僕のエネルギー投入度が少ないからです。
そこの院長が、追究していない、おすすめしていない施術が人気があるはずないですよね。でもこれに関しては、申し訳ありませんが今まで通りの感じでいかせていただきたいと思います。どうも僕は、性格なんでしょうか…白か黒かというようなはっきりしたものが好きだというか、そうでないものが好みでないというか…。例えばビタミンやダイエットなどの点滴関係などは、施術メニューとしてはありますが僕からおすすめする事はほとんどなく、他の施術で通われている患者様が興味を示されてやってみたいと言われたら、「じゃあ一度やってみますか?」というぐらいです。それで何かを感じた人はまたやってみたら良いですし、そうでない人は止めたらいい…それぐらいのものだと思っています。またイオン導入や毛穴洗浄をご希望された人には、クリニックでというより自宅でされるかお近くのエステサロンでされる事をおすすめしています。そういうものは、一度や二度おこなったからといって変わるわけではなく、日々の手入れのように週に1回(または2回ぐらい)を続けていくことにより、だんだんとニキビができにくくなったり、くすみが少し改善したりなど、お肌の調子の良さを感じてくるものだからです(※全員必ず感じるわけではありません)。最初の一・二回ぐらいは当院でされてもいいかもしれませんね。その後は電気屋さんなどで導入機を購入していただき、導入するビタミンCローションなどは当院にありますので、ご自宅でやっていただければと思います(※当院もご自宅用のイオン導入機を取り扱っておりますが、少し高い[医療用とつくだけで少し高くなる。多分性能はそれほど変わらない]ので電気屋さんの方が良いでしょう…。すぐに元はとれます)。当院においては、クリニックでされるのとご自宅でされるのと、それほどの差はありません。

またエステサロンなどにおいては、毛穴をきれいにするとかビタミンを導入するなどの施術は全体の中でも大きな比重を占めるものであると思われますので、僕の何倍も研究され、他のライバル店に負けないよう、お客様がしっかりリピーターさんになってくれるよう、費用とサービスを頑張られている事と思います。ですからこの分野に関しては、得意分野であるその方々にお任せした方が良いかなと思っています(※もちろん当院で希望されればしっかりやらせていただきます。ただ当院の施術の中では、それほど僕が追究していないということです)。

あとここ数年、いろいろな新しい施術が多くでてきていますね。朝クリニックに着いたら一番最初に郵便をチェックするのですが、毎日のように新しい施術のセミナーや講習会の案内、新しい機器などのパンフレットが届いています。多分僕らだけではなく、普通の病院にも配られている感じです。一つのクリニックで使うヒアルロン酸などの量は毎年そんなに増えていくものでもないし、一度キカイを買ってしまえばそれは数年間は使うことになるので、メーカーの方々も利益を上げ続けていくためには、医師免許を持っている所に何科であろうとどんどん売っていかなければなりませんし、美容以外の先生たちも、生き残りや収益アップなどを考え美容分野に入っていくのは当然のことかもしれません(※逆に僕たち美容外科医も、内科や皮膚科、眼科などどんどん他の科の施術を行う事もできる。自分がそう思えば明日から何科のどの看板でもあげる事ができるのが、日本の医療界の良いところでもあり問題な所。昨日まで内科や精神科の先生だった人が、今日からいきなり美容をはじめても、制度的には何も問題はない)。僕的には正直『イヤだな、やめてほしいな』 と思うところもあるのですが、残念ながらこの流れをかえることはできません。おそらく数年先には、泌尿器科・老人ホームみたいなところも含めて全ての病院・クリニック(時には歯医者さんまでも)が美容を取り入れてる事になるかもしれませんね。

少し話がそれましたが、先ほどからお話ししている新しい施術についてですが、それらはどちらかというと、医師側に対しては手技が簡単ですぐに取り入れられる・キカイのみを使い手技そのものもあまり必要ない事……患者様側に対しては低侵襲で効果が高いことをうたっているものが多いように思われます。医療の世界は日々進歩していますし、どんどん低侵襲な治療に変わっていってます。昔は胸を開いて何週間も入院が必要だった冠動脈(心臓)の手術も、今ではカテーテル治療で数日で退院できますし(※カテーテルで全ての治療が行われるわけではありません)、早期のガンの治療などもお腹を開かずに内視鏡や腹腔鏡などで最小のキズで行われています。

美容の世界はというと…。顔のしわやたるみに対して皮膚を切除する手術(フェイスリフト)などの代わりに、高周波などの機器・糸の挿入・自分の血液成分などを使った注入療法…痩身法に関しては脂肪吸引などの代わりに、脂肪溶解注射や外部からの脂肪を破壊するレーザーや超音波など、多くの施術法がこの数年間で登場してきました。当院も全てではありませんがおこなっております。ここで、カテーテルや内視鏡・腹腔鏡治療と美容の新しい施術とで区別しないといけないのが、カテーテルなどはある程度訓練してしっかりと技術を持った医師が行い、治療の有効性もほぼ100%近いのに対し、美容の方はどのような医師も比較的簡単にはじめることができる代わりに、その有効性は…、そうですねぇ…美容ですから100人やった人の中で満足されている人の数で言わせていただきますと、30~40といったところでしょうか。50%はいっていないと思います(※50%もない治療法をやってるのか?とつっこみたくなる方もいるかもしれませんが、美容の世界では良くあることです。5~10%ぐらいの施術も多く存在します…当院ではそのようなものはあまり行っていませんが)。もちろんクリニックや医師によっても多少の違いはありますが…施術そのものの限界もあると思います。

アイエス美容クリニックにおける新しい施術の導入パターンとしては、
第一段階・・・まず自分で試す
第二段階・・・スタッフや家族・友達で試す
第三段階・・・仲の良い患者さんに、無料もしくはかなりの低額でやらせてもらう
第四段階・・・有効性などに確証がもてるようになったら、だんだん費用を正規の料金にしていく
という感じです。
その中には第二段階ですぐに見切りをつけてしまったものもありますし、『これは第四段階OKだ』 と一瞬確信したのにその2ヶ月後ぐらいにやらなくなったもの、逆に最初はその効力・持続期間などを疑っていたのにだいぶ後になって結構良いと感じたものとかいろいろあります。
実のところ、まだ僕自身いろいろ試行錯誤しながらの部分もあって、それぞれの施術の本当のところを理解していないところもありますが、その新しいものがその施術を行う患者さんにとって良いものである、今までの施術と比べて優位性がある、今までの施術にはないところのすき間を埋めてくれると思われるものは、積極的に取り入れておすすめもしております。そして従来からの施術・新しい施術・低侵襲な施術・侵襲のある施術それぞれの特徴・特異性をしっかりと考え、使い分けや組み合わせがますます重要です。

かなり長くなりましたが、結局僕が言いたいのは、今現在美容クリニック(又は美容の施術を扱うクリニック)で行われている全てのもの(※ダイエット・ビタミン点滴のようなものから骨削りに至るまで)を100としたら、その100を求めない(※手薄なところにエネルギーを投入しない)で、上と下の10ずつは捨ててでも自分の中で自信がある、安定している、信頼している中央の80をかためる(※しっかりとやる、強力にする)、それが僕の方針です。
※こんなことを言っていても数年先には全然別の方針になっているかもしれませんが…。少なくとも今年はこのスタイルでいきます。
最後に
(3) 美的感覚を磨き、常にナチュラルさを心がける。
当院に来られる患者様の中には、過去に他のクリニックで施術を受けられておられる方が多くいらっしゃいます。以前、乳頭縮小のカウンセリングで来られた患者様が、数年前に豊胸術を受けられていたのですが、左右しっかりとした位置で正確に剥離されたスペースにバックが挿入され、ある程度しっかりとした技術を持つ先生に手術を受けたであろうと思われましたが、バックの選択が良くなかったのでしょうか、その方の体形にはやや大きすぎて、少し不自然なバストになっている感じを受けました。また、別の方ですが、ふくらはぎの相談で来られた方が、以前大腿部の脂肪吸引を受けられており、左右デコボコもなくしっかりと脂肪も取られとても細くなっていましたが、お尻の下の本来あまり取りすぎてはいけない部分までもしっかりと取ってあったため、女性らしいラインの連続性が失われてしまっており、少し不自然さを受けました。それぞれの先生方は、施術に対する技術力はしっかりとしたものがあられると思いますが、ほんの少しの調整力や、美的感覚のようなものが足りなかったのかもしれません。美容の施術において(手術や注射注入なども含めて)、その技術とその微調整力(センス)は一体化しているようで、実はそうではなく、腕が良くてもセンス・美的感覚がない人はいるものです。(※逆にセンスはあるが腕がない先生もいる)

ではみなさんは、医師のセンス・美的感覚をどのようにして判断したら良いのでしょうか。それも、自分自身に合う感覚を持った先生を探さなければいけません。その確かな方法は……。分かりません…。ただ一つ参考になるのは、その先生が実際におこなった施術のモニター写真でしょうか。モニター写真というのは、ある程度その先生が比較写真として使えるであろうと判断したもの(※自分の納得のいかないものはモニター写真にしていないと思われる)ですし、眼・鼻・フェイスリフト・バスト・脂肪吸引などは、特にその先生のくせが現れるものです。技術力も高く、センス・美的感覚のある先生が公開しているモニターさんは、誰が見ても良い出来栄えです。(※しかし、中には微妙に修正していたり、自分が施術していないものをモニターとして載せているところもあるので、そのあたりを見抜くのはさらに難しいですが。)
最近、美顔・アンチエイジングに関するモニター写真で、よく外国人がモデルになっている写真を使っているクリニックが多いですが、その写真のほとんどはメーカーから提供されたもので、そこのクリニックで施術されたものではないので、あまり参考にしてはいけません。(※うちもそうゆうものを2~3枚使っています。効果のイメージだと思ってご覧ください。)そのメーカーから提供されているモニター写真ですら、その施術がなされてなく完全な修正の場合もあります。(※医療器メーカーのパンフレットの写真はそういうものです)
そういう意味ではアイエス美容クリニックも、まだまだモニターさんが不足しております。特にお顔全体を出していただける、眼・鼻・輪郭・フェイスリフトなどの手術のモニターさんが少ないので、ご希望の方は一度相談に来ていただければと思います。モニター写真は、あくまでもその先生のセンスをはかる参考程度のものなので、あとはしっかりとカウンセリングに行き、じっくり話して見抜くしかないですね。

アイエス美容クリニックをおとずれる方々は、一般の家庭のごく普通の仕事をしている人たちがほとんどで、空いている時間を利用して来ていただいています。僕はその方々がどのような施術を受けられても、普通に通常の生活に戻っていけるような結果を常に意識してやっております。時々、手術をした患者様から「一週間ぶりに仕事いったら大丈夫でしたよ!」とか「友達に会ったら、なんか雰囲気若くなってない?って言われたけど、まさか手術したなんて思われなかったみたい!」と言われちゃったりすると、「そうでしたか。」と淡々と普通っぽくしていると思いますが、実は心の中では『よしよし』 と嬉しく二ヤついています。まさに僕の目指しているところですよね!
※もちろん大きな変化を望まれる方には、そのような手術もおこなっております。眼やお顔などのそのような手術はある程度手術の痕跡がなくなるまでに少し時間がかかりますので、日程などをよくお考えください。

最初のほうにお話しした、「アイエス美容クリニックってどんな感じ?」 「アイエスの先生ってどんな感じ?」とたずねられた時の答えですが、当院に通われている患者様が、他の人にたずねられた時の設定でまとめさせていただきたいと思います。自分でいうのもはずかしいのですが、希望も込めて…
「私の希望の感じとか、好き嫌いをよくわかってくれてるし、自信がないものとか、多分私が満足しなさそうな事だったら正直に言ってくれるし、安心して任せられるよ。あとセンスも悪くないと思うし…」
そんな風に言っていただけたとしたら、涙がでるくらい嬉しいですね!!今後ともアイエス美容クリニックをよろしくお願いします。

í
up