ホームひとりごとタイム昔のバストを取り戻せるか(Dさん31歳 三児の母)

 彼女は幼いお子さんと一緒にバストの相談でこられた。今の自分の胸がいやでいやでたまらないという。独身の頃は、まぁまぁ大きさもあって形もきれいで自慢の胸だったそうだが、若くして結婚し、子供を二人産み育てる今、形も崩れ、ハリもなく小さくなってしまったという。
僕は彼女を見て驚いた。とても二人のお子さんが居るお母さんには思えないほど、若々しくプロポーションも抜群だった。【きっと独身時代はもっと素敵だったのだろう】と想像を膨らませた。僕は早速バストの診察をした。

岩本「う~ん、下垂がかなりありますねぇ。」

 彼女の胸は、昔は大きくてとてもきれいな形のバストであったに違いない。それが、妊娠・出産・授乳で膨らんでは縮みを繰り返したため、皮膚がのばされてはたるみ、さらに中身がなくなってしまった状態になっていた。

岩本「ただ単にバックを入れるだけの手術では、少し不自然な形になる可能性が高いです。」

Dさん「どういう事ですか?」

岩本「まずこの垂れている感じを治さないといけません。豊胸の手術で一番厄 介なのは下垂です。垂れている状態のままバックを入れてもきれいな形にはなりません。まず、乳房つり上げ術を行って、下垂を治し、乳輪周囲の傷が安定してくる三ヵ月位後に豊胸術を行うのが最もよいと思われます。」

 彼女は自分の胸の皮膚をひっぱりながらしばらく考えていた。
Dさん「先生実は私、他院でもカウンセリングをうけてこちらで3件目なんです。○○クリニックと○○美容外科では、下垂の手術のことなんて一言も言われませんでしたよ。」

岩本「確かに下垂を全く気にしない医者もいますね。大きくするだけだったらバックを入れるかヒアルロン酸や脂肪を注入すれいいかもしれませんが、ただそれだけでは美しい形にはなりません。乳首が下を向いてしまいます。つり上げの手術をして豊胸の手術を行うと費用もかなりかかります。しかしこの2つの方法を行えば、昔のバストにかなり近いものになると思います。」

 彼女はどちらの医者の言ったことが正しいか、どの医者を信じようか、かなり悩んでいるようだった。

Dさん「費用のこともありますので、また考えて連絡します。」とクリニックを後にされた。

 おそらく彼女は、もう何件かカウンセリングに出向くに違いない。きっと僕の考えは少数意見だろう。僕のクリニックでオペは受けてくれないかも知れないが、彼女がどこでオペを行うにせよ、満足のいく結果になって欲しいと心から強く願った。

 あれから10日ぐらい経っただろうか。朝クリニックに行くと受付のスタッフが「先生、Dさんから乳房つり上げの手術の予約が入りました。○月○日、10時からになりました。」と教えてくれた。僕は彼女が僕を信頼してくれた事をとても嬉しく思った。

 数日後オペを行い、その三ヵ月後には豊胸の手術を行なった。すべてのオペが無事終了してから一ヵ月後、彼女は検診に訪れた。僕は再び彼女を見て驚いた。小麦色の肌に変わり、健康的でさらに若々しくなっていたからだ。

Dさん「先週の日曜日に家族で海に行ってきたんです。久々に水着を着て焼けてしまいました。」

 笑顔で話す彼女の胸にはビキニのあとがくっきり残っていた。

 今回お話させていただいた女性は、下垂があるためにつり上げ術と豊胸術の両方を行ないましたが、軽度の下垂ならば豊胸術だけの調節でよい結果が得られます。乳房つり上げ術は傷などの問題もあり慎重に適応を判断しなければなりません。下垂もなく、適度な乳腺もあって標準的な胸郭(肋骨の形状など)の方は、普通のラウンドタイプで美しい形をだす事ができます。

 豊胸術は単に大きくするだけでなく、術後に予想されるであろうデメリット部分を想定した上で、個々にあった手術方法を選択しなければなりません。
バックをどこに挿入するのか(乳腺下・筋膜下・大胸筋下など・・・)バックを入れるスペースはどのくらい必要か(剥離の範囲)、どんな形のどのバックにするのか、そして、その大きさをどのくらいにするのかは一人一人みな違います。アイエス美容クリニックでは、全てのバックを取り揃え、患者さまひとりひとりが理想のバストに近づくよう、十分に時間をかけてカウンセリングを行い、バックと手術方法を決定しています。
í
up