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『ヒアルロン酸、復活しました』

訳のわからないタイトルですいません。どういう事かと言うと、ホウレイ線のヒアルロン酸注入が以前のレベルで出来るようになったという事です。もっと「えっ?どういうこと?…」って感じですよね(笑)。

実はこの2年間、ホウレイ線のヒアルロン酸注入が上手くできていませんでした(他の部位はできていたと思います)。理由は僕の注入技術(腕)が落ちたから……ではありません。そこのところはこの歳になってもまだまだ磨きをかけているつもりなので…。じゃあ何で?…て事なんですけど、そこには技術だけではどうにもならない問題がありまして・・・、それをこんにちここに至るまで解決することができませんでした。

その問題とは…ですが、それはヒアルロン酸の成分が変ってしまった・・・事です。僕はホウレイ線に関してはヨーロッパのあるメーカーから出ている2種類のタイプのヒアルロン酸を使っていました(使いわけたり併用したりしていました)。その1つが3年前にいきなり製造中止になり(品質に問題があったわけではありませんのでご安心を)、もう1つが2年前から中身にリドカイン(麻酔のことです)を混ぜだしたのです。前者の方は何とか他メーカーへの代用が効きました(ホントは完全には効いてない。満足しているわけではない)。しかしメインに使っていた後者の方は、他メーカーもリドカイン入りを推しているみたいで代用もかなわず、仕方なく今までのメーカーのリドカイン入りを使用してきましたが、なんだか別物のように感覚が違ってしまって(水っぽくしゃぶしゃぶした感じになった)思うように打てませんでした。具体的に言うと、注入した瞬間僕のイメージ通りにしわがもり上がらず、べちょっと広がった感じになってしまうのです。上手く注入ができイメージ通りいったと思った時でも、すぐに効果が無くなってしまいました(※そう患者様に言われたわけでも、クレームがいっぱいあったわけでもありません。あくまで僕自身の施術に対する評価です)。

僕はこれまでヒアルロン酸注入をかなりこだわってやってきました。ホウレイ線に打つ時は、まず患者様と向き合い、アーとかイーとかしてもらってしわの出方を確認し注入する部分に印を付けます。その際やりながらそのホウレイ線の成り立ちを考えます。ここが大事です(僕の中だけの分類があります。単なる加齢による折れぐせじわなのか…、たるみによるのっかりの段差なのか…、骨格・脂肪などによる構造上の段差なのか…、さらにはその段差が線なのか…、溝なのか…を分類し、施術の適応と打ち方を決めています)。そして注入のシミレーションをします。これも大事(どのタイプのヒアルロン酸をどこに使うか…、どの方向からアプローチするか…、どの深さにどの位の量を打つか…などを考える)。それら全てが決まったら、さぁそこから注入です。介助の人に指の置き方を指示し、皮膚にテンションをかけ、デザインに従い手前から1㎝ずつ打っていきます。とにかく丁寧に…、正確に…、完璧に……。

それほどまでにこだわってやってきた僕ですが、その積み上げてきた注入技術がこの2年、物(中身)が代わった事により狂わされていました。もちろん微調整によって完成度を上げようと努力してきましたが、品質の限界もありどうにもなりませんでした。

 

ですがみなさん、ご安心下さい。もう解決しました。製造中止になった方はまだ代用のままですが、メインに使う方は昔の良かったもの(リドカインなし)が戻ってきました。これで以前のようなレベルでホウレイ線のヒアルロン酸注入ができます。

この2年の間に当院でホウレイ線を打たれた方で今一つに思われている方、是非お越しください。打ち直しを…。もちろん無料で……とそこもかっこよくいきたいところでしたが、どうかそれはご勘弁を…。その物を手に入れるのにかなり高い仕入れをしていますので、無料だと当院が大赤字になってしまいます。ですが格安にはさせていただこうと思います。利益などほとんどでない、最低原価ぐらいの・・・。そうでない方は普通の費用ですよ(笑)。

 

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注入直後です。少し赤みはありますが見事にホウレイ線が消えていますね。ヒアルロン酸注入は注入直後の結果が全てです(正確には直後はわずかに腫れが出ているので2割増しに良く見えてる感じです。いつも施術された方には今の2割落ちで安定すると説明してます。つまり注入直後にその方が十分な効果を感じてなければ、その回の結果は残念なものになるという事です)。

この方のホウレイ線は僕の分類によるところの、単なる加齢による折れぐせじわ・線タイプになります。注入の仕方は復活したメインのヒアルロン酸(粒子の大きさ、硬さ共に中等度)をやや浅めに、量は普通です。

 

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注入3日目です。しっかり効果がでてますね。少し表面が白っぽいですが問題ありません。

この方は僕の分類によるところの、たるみによるのっかりの段差が6割、加齢による折れぐせじわが4割のミックスタイプ(実はほとんどのホウレイ線がミックスタイプ)で、このような場合の注入はまず全体を上、中、下の3つに分けます。上(小鼻の横辺り)には粒子が粗くて硬めのヒアルロン酸(現在は他メーカーの代用です)を深めにどぼっと多く入れ、中(小鼻の下7~8㎜ぐらいのところから口角辺りまで)にはメインのヒアルロン酸を普通の深さに普通量を入れ、下(口角より下部)にはメインを浅めに少量入れます。その3つの注入の中でも特に下部には細心の注意が必要です。とても難しいです。少しでもヒアルロン酸が深く入ってしまうと、ただその辺りがぼんやり膨らむだけで表面のしわの線は全く消えないし、少しでも量が多く入ってしまうと、口角の横からちょい下のみなさんが最も気にしている部分のボリュームを増やしてしまって余計たるみを感じるはめになってしまいます。他院でそのようにされてしまってる人を本当によく見ます。一度そうされてしまうと中々修正も難しいです。ですからホウレイ線のヒアルロン酸注入は、せめてそこの部分の難しさだけはわかっている先生に施術をお受けになってください。ちなみに成功のポイントは、いかに接線を引くように針を浅く入れられるかです。

 

 

なんだかまた長い文になってしまいすいません。どうも僕はさらっと書く事が苦手でみたいですね(笑) でも最後にもう一つだけ言いたい事が・・・。それはホウレイ線をヒアルロン酸注入だけで改善させようというのは無理があるという事です。ヒアルロン酸注入はそこの部分が下からもり上がるだけで1㎜も頬は引き上がりません。よくカウンセリング時、自分の指で頬を上げながらこんな感じがいいとおっしゃる方がいますが、ヒアルロン酸注入にそんな力は絶対ないです(断言)。ヒアルロン酸という言葉がどうもみなさまの中で美肌や若返りのイメージと結びついているみたいで、何かその辺りに注射すれば何かの反応でピンとしわが改善するように思われている方も少なからずいらっしゃいます。そんな時は僕はいつもこう言います。『今から行う施術は、あなたの気になる所の下に寒天ゼリー(ところてんでもなんでもいい。医療用の人体に影響のないものであれば)を注射器で入れてもり上げるだけのものです。ホントにそんな単純な発想の治療なんです。』と…。

 

 

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